2004-12-01から1ヶ月間の記事一覧

過去に遡って未来を望むのもね、 まぁ、悪くは無いのだけれど。

君を想って歌う時期は過ぎて 歌はいつしか枯れて また芽吹く季節が来るのなら それもまた 運命ということで。

僕が君を待つのに慣れて 君が僕の居ないのに慣れて それでも 未来を想う気持ちが無いと言えば それは嘘になるので まだこうして 二人分の珈琲を淹れてみたりもするのです。

もしも などと云う言葉は好きでは無くて それは 逢える事の不確定さと言うか 曖昧さに帰属しうるだけで 期待外れな傷みより 狙った痛みに食べられに 君に逢いに行くのだとかね。

朝焼けの夢を見る。 貴方と見る朝焼けの夢を見る。 夢は夢で 叶わないなら 叶わせるだけで 気付かせる前に 浸蝕願望。

ギリギリまでで退く ジレンマも快感に紛らわせて 手を伸ばす。 要らないなら 付け込む隙なぞどうか

下らない事なんかでは 私にとっては無くて 貴方が振り向いてくれさえするなら ほら 誘い方だって上手くなるし 冗談めかしてでも 触れるだけでも痛いのに 近付きたいと想う起源

次に逢える日を聞かないのは ささやかな反抗で 再会を疑わない振りでも 次に 逢わなければ 選択したキミに棘を残せる。

キスをする夢をみて 微笑って起きて ほら、 夢で逢えるだけで 満足できる振りくらい

手に入らないものこそ 価値があるように見えて 握り締めているものを捨ててまで 欲しがる価値なぞ 無いかもしれないのに それでもキミは 宝探しに旅立っていく 手に入れた瞬間に棄てる様を見て 笑えるのなんて 探してもらえないガラクタの虚栄心ですが。

どうして僕らは 同じ言葉を吐く時に 同じ表情を浮かべるのか 愛するときも 別れるときも いつだって ほら、 泣きたいような顔で笑うんだ。

それは例えば 同じような意味に聞こえるけど 差異に置ける意味こそがすべてで 同じものを見て笑えることと 同じものを見て泣けることの差異で ねえ それが解らないなら 僕のことなぞ 何一つ解らないのと同じことだよ、キミ。

欲しい言葉 なんて 欲しい相手 からじゃなきゃ 意味が無いんだってば。

足りる、ということを知らないドォルは 足らない、ということも知らないから 多分それで幸せなのかもしれないけれど。

苦い思い出が欲しい訳じゃなくて 苦しい思いがしたい訳じゃなくて 暫定的な言葉ですら表現できないので 笑うだけ笑って話そうとしないだけだよ。 僕の本心なぞ キミにとっては重荷なだけだしね。

消える、ということは 無くなる、ということではなくて 残る、というものに近いけれど 残す、ということではなくて そうだね 多分、 死ぬということに少しだけ似ている。