2006-01-01から1年間の記事一覧

貴方の睦言など信じていなかった 等と 嘯き続ける自己暗示。 解いて抉って微塵になるまで 傷つけ続ければ 貴方の遺した痛みも紛れると思い

訊きたいことなんて そんなことではなくて それでも 訊けなかった言葉が 私の存在を 拒否するのだと 真夜中の月よりも冷たく 転がって騒めいて 私に向かって叫声を挙げる。

始まりがなくても 終わることはあるのだと 最後にでも キミに言えたなら 終わらなかったのかもしれないけれど。

物分りが良い、ということは 貴方にとって 都合が良い、ということくらい わかってて、やってるの。 貴方が望まないから いつだってそうやってきたでしょう?

貴方の未来は閉ざしてあげたの。 逃げる先は唯一つだけ。 貴方が その道を進んでも、 良いと思って。 貴方には教える気はないけれど あの人との未来へ進む気がなくなったら 後ろの扉は開けてあげる。

逃げる時機を失ったから 貴方にとっては刹那の戯れでも 貴方を忘れるためには 私の寿命は短すぎて

一緒に居る時間が 仮初だとしたら 真実は 貴方の居ない空間。 思い出の中に閉じ込められていては 現実にいる私まで逃げ出せない。

それはもしかしたら ただの感傷かもしれなくて キミの幸せを見つけた時に 胸の辺りがシクリと痛む。 僕の傍でだけ キミの幸せが在ったのなら良かったのに。

キミが あの人の様に僕を想ってくれたら あの人の様に僕を扱ってくれたら あの人の様に僕を愛してくれたら あの人の様に僕を壊してくれたら 想われるのは一瞬でも 想うココロは永遠でも あの人が僕と繋がることは 二度とは叶わない夢なのです。

痛みを忘れる毎に 貴方の居た証しが消える。 嬉しいことなのか 寂しいことなのか 最後の一片までもの全てを 忘れ去ってしまう頃には きっと 貴方が与えてくれた 束の間の思い出も消え失せるだけで

恋も愛も棄てて 僕のところへおいで。 醒めた目で愛でて 繋がれたいキミを閉じ込めてあげる。

醒めた眼で愛でて 私の事を想う気持ちが 微かでも在ると謂うのなら 安らぎよりも慈しみよりも ドォルにとっては 疵だけの愛撫の方が永遠に近い。

貴方が産まれたことに、感謝。 僕に出逢ってくれたことに、感謝。 僕の傍に居続けてくれることに、感謝。 全ての事象は、多分不思議な理で繋がっている。

赤一色に塗り潰された そんな景色も 過ぎてしまえば 元の 無彩色の世界へと。

密やかに 貴方の心へ植えつけた あの毒の種が いつか芽吹けば良いのに、と思う。 今ではない「いつか」。 貴方がまだ辛うじて私を覚えている「今」ではなく もうすぐ私を忘れてしまう、その後に。 その時に貴方が 悔いることになれば良いのに、と思う。 唯、…

淀みなく紡ぐ貴方への言葉には 残念ながら 言霊は込めて居ないのです。 ですから 命無き言葉に貴方が縛られるとするなら それはきっと貴方の罪悪感。 唯、それだけの事。

鎧など 脱いでしまえば私と云うものを庇うものは無く 心など 閉じてしまえば貴方へ私を伝える術は無く それでいて 貴方と云う人の裸の心を求めるのは 貪欲なのでしょうか。 強欲なのでしょうか。 傲慢なのでしょうか。 それとも

貴方に躯を寄せた あの時の気持ちを恋だとするならば 貴方に心を寄せた この時の気持ちは 何と呼べば良いのでしょうか

私が植えつけた 毒の花の種は芽吹いたのでしょうか その答えはきっと 貴方が此処に居るという事象に唯 現れているのだと思います

夢を見ていた。 キミと共に歩む夢を見ていた。 叶わない夢だと知っていたから それに気付かない振りをしていたのです。

貴方を想って哀しくなることは 多分、 もう無いのでしょう。 そんな感情も、 今はただ悲しいだけ。

貴方の幸せなど 願っていないの、 と言ったら 貴方は どんな顔をするのでしょうか。 少女じゃない セクサロイドじゃない そんな私を知らなかったとでも? 私が女であることは 貴方が見ようとしなかっただけなのに

そうやってまた 触れる度に 私が心を開くと思っているのなら

恋が終わる瞬間は さよならの瞬間ではなくて 逢えなくなる瞬間でもなくて ただ 貴方が私の方を見てくれなくなったから

貴方の躯が離れる瞬間 私は 貴方の心が離れたのを識った。 ほら、 貴方についた傷跡なんか 私から離れる前に 既に消えているのだから 貴方の心は痛まないでしょう?

キミにあげた サボテンの花が ずっとずっと咲かなければいいと思う。 サボテンを見るたびに 僕との事を思い出して キミの心を刺し続けたらいいのにと思う。

貴方がそれを望むならば 私はそれを受け入れるのに いつまで経っても 貴方がそれを望まないから 私はここから解放されない

多分ね、 このまま 僕の気持ちもね、 一緒に棄てられるんだろうな って思う瞬間。

無意識下の言葉の方が 多分貴方の本音に近いとしたら 意識した言葉なんて ただのガラクタ。

忘れるより 忘れた振りをする方が楽 なんて 忘れられない痛みですら 捨てられずにいるのに。