2004-09-01から1ヶ月間の記事一覧

曇り空の下は 曇り空を上から眺めた日を思い出すから 今は少し寂しくなるだけ。

出したら出した分だけ 僕が薄くなって キミの中が僕で一杯になれば 次の日には 僕はキミの前から消えるよ。 ねえ だから 消したくないなら 僕を抱かなければ良いだけの話なんですが。

最後の日に 逢いに行きたい人が 居ないと言うなら嘘になるけど それでも 貴方とは逢えないから 今逢いに行きたいだけ。

愛するより優しい方が 楽になれるから 僕はキミじゃない人を選ぼうと思う。 それならきっと 痛みが少しで済むからね。

寝れば知るのは簡単ですが 寝れば醒めるのも簡単ですから 抱くよりは キミに焦がれて居たいのですよ。

一生の愛よりも 一晩の恋が欲しい。 出したい訳じゃなくて 受け入れてもらいたいだけ。

僕が欲しいなら 好きにならなければ良いのに。 他の人に抱かれれば良いのに。 安定した関係じゃ 僕の中には何も残せないのに。

愛が欲しい。 偽物の愛が欲しい。 いくら失くしても すぐに代わりを注がれるように 貴方が居なくなった後でも 私が笑えるように。

枷をつけておけば良かった。 君に何か枷をつけておけば良かった。 消えてから嘆いたところで 失うものなど何も無かったとでも?

迷わなかったというのなら それはもしかしたら 本当かもしれなくて 迷わずにいたのに 引き返したのなら それはもしかしたら 嘘なのかもしれなくて 一人で貴方を待ち合わせてみる振りを。

憬れた空は遠く 貴方の居ない部屋は白く 夢の中へ逃げる前に枷をつけて もう 声も聴こえないといって 笑って仕舞うのが 一番痛まない方法だと言うのなら

羽根があるから 天使なのだと 夢を見た跡は消えました 飛びたくてもぎ取った其れは 僕が食べるには 腐り過ぎて 欠片に飛び散り 昨日に消えてゆきました

誘うなら夢の中で 貴方の名前なんて 忘れた振りで もう名前で呼ぶことも無くて 貴方が私の名前を呼ぶことも無いから。

消すのは簡単だけどね 忘れるのは難しいのよ。 とか。 そうだね。 僕は君の事を忘れるなんて出来やしない。

そう大事に持っていた訳でも そう手放したくないと思っていたわけでも 無いよ、と 君に微笑って言えるくらいには ねえ。 好きだったから 全てが消えれば 君はまた僕に笑いかけてくれるのに。