2004-07-01から1ヶ月間の記事一覧

散ったのだと言われれば ああそうか等と 自然にね 思うものだから 無くした訳では無く 壊してしまっただけで 亀裂が直らない事も 笑って諦められる程には 境界に近付いたという事で だからこそね、 許せなかった日に戻りたくあって その眩しさに目を閉じるし…

貴方を束縛してみたくて 我が儘を言ってみたくて 後悔するなら 言わなければ良いのに 子供みたいに 聞き分けも無く 逢いたいと言うくらいには 逢いたいのですが

最後だから なんて 言ってみたところで 貴方に逢えば 結局は 期待してみたり どうでもいいんですが もう少し 期待してみたい、とか

逢えないまま 空腹で待つのは趣味じゃなくて 貴方に似たパーツを愛でてみて ばらばらのパーツを それぞれに愛でてみて 夢の中で貴方に逢えれば それはそれで少しだけ満足ですが

そんな 来られない理由ばかり並べるから 逢いに来て、とは 言えなくなって 今夜も窓の外に紫煙がぽつり。

狡いなぁ、などと思いながら、 キミは忙しいのだろうに 僕はキミの事ばかり考えてしまって 逢う為の理由など 考えても 見付けられないから困るのです。

褪めた明け方の夢で 叫んでいたのは貴方の名前でした。 現なぞどうせ 次に堕ちるまでの間に合わせで 貴方の声には 幾夜も遠く 明け方の意識は堕ちたくあって 声に利き手を伸ばしてたのに。

幸せな夢は 還ればただの泡沫で 白昼夢より 在り様もなく 残滓に塗り潰されて けれどもドォルは 貴方に逢いに行きたいので 声を失っても 海底へ唄いに行くのです。

貴方に噛まれる夢を見たい。 痕を残すくらいには 私を想う振りを 例えば 金色の蝶が燃え落ちるまで

それでも 貴方に逢いたいと 願うのは夢の中でだけ 戻ってくれば ただの罪悪感と共にある 誰も望まない結末こそ 私が望んでいた欠片だったのに

霧の中で キミに呼びかけた。 僕の声を聞かないキミは 今は何処へ? 消えたいなら消えたいのだと 言ってくれる程の価値も 僕には無かったとか。

虚空への憬れなどは キミが居ないことの虚しさに比べれば なんて無彩色な景色。 モノトーンの極楽鳥には もう未練は無いよ。

夢のような出来事は 夢であって欲しいのだと 現であったと気付けば 再度、の期待を 隠し通す自信も無い 夢は夢で在るうちが華 貴方からの電話に 出ることは、もうきっと無い。

食べられたい衝動は カニバリズムへの賛同ではなくて 同化したいだけの 緩やかな劣情。 そんなもので 愛しているだとかいったところで 貴方にはきっと 一生掛けても 解らないだろうけどもね。

僕がキミに望む事は キミにとって そう悪い話でもあるまいし 棄ててお仕舞いよ理性。

人の掌に 貴方を探そうとする。 肉の薄い感触に出会えれば ねぇ、 目を閉じて 貴方に触れられたつもりで 笑う事だってできるでしょ?