2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

(総集編記念試作品)

眠りに落ちる度に 夢で貴方に逢えるのは 僅かばかりでも 逢いたいと 思ってくれているから、 くらい思わせて 夢でしか逢えないなら いつまでも夢の中に 想いが重すぎるから 全部抱えて夢に落ちて沈む 貴方に逢いたいオディールは 羽ばたく翼すら棄てたいと願…

乾いたと思っていた僕の心は キミがくれた水分の所為で キミを失ったことで捩れて キミがくれた分の水分を 必死で吐き出そうとしている。

一般論よりもね 飛び越えたところで 知ってもらいたいことがあったのだけどもね。 ズルイじゃないか。 言えない僕にその言葉を期待するなんて。

僕がキミに恋をしていたのだと 多分キミは信じて居なかったのでしょう。 僕だけが少し期待して 夢を見ていた。 ただ、それだけ。 3度目の夢も、叶わないまま溶けてしまいました。

一言で済ませれば 温度を思い出す前に貴方とバイバイできたのに。

捩じれた感情が繋ぎとめるから 進む一歩も 戻る一歩も 等しく踏み出せない。 忘れることも 受け入れることもできなくて 僕はただキミの残した記憶に縛られて眠る。

誘惑されそうな瞬間は それを振り切るのが最高に愛おしい。 ギリギリまで食べないでいれば 美味しくないことには気付かずにいられる。

冷えた身体と冷えた心と 温めたいなら僕は凍死覚悟で キミの温度は永久凍土に近くて痛い

ヒエラルキーの最下層から キミの夢を覗く。 観られている事を知らないキミは 惜しげもなくそれを広げてるけど 知らないから キミの夢を叶えようと もがく僕の足跡にも気付かないまま。

恋ですか 打算ですか そんな言葉に 答えるのを逡巡したのは ただ 貴方の傍に居たいと願う この欲求が何なのか 答えを知らずに居た所為でした

不安定だからね 美味しそうに見えるだけなのよ、 等と言われたところで 僕の心は餓えていますし 僕の躯は凍えていますし 温めてくれるその手には 抗うことなぞ

記憶の中の貴方は 退廃的な空気を纏わりつかせて そっと 私に触れる。 記憶の果てには 何も残らない事は知っていたけれど。

真夜中の時計の音は 貴方の鼓動とリズムが合わなくて 少しだけ不安になるから そっとベッドを抜け出して 常夜灯の下で 独りでお散歩。

時々 僕の存在を消して キミの休日を見ていたいと思う。 僕以外の人に そんな笑顔を向けていないと 少しくらいは信じさせてよ

冷やした腕には 貴方の肌が熱くて このまま溶ければ 一緒に居られるかと思っていたのに

恋人と愛人の境目 等というものの定義は難しくて それでも人は打算的な生き物ですから 壊れる寸前の綺麗な部分だけに 固執しようとする