2006-12-01から1ヶ月間の記事一覧

貴方の睦言など信じていなかった 等と 嘯き続ける自己暗示。 解いて抉って微塵になるまで 傷つけ続ければ 貴方の遺した痛みも紛れると思い

訊きたいことなんて そんなことではなくて それでも 訊けなかった言葉が 私の存在を 拒否するのだと 真夜中の月よりも冷たく 転がって騒めいて 私に向かって叫声を挙げる。

始まりがなくても 終わることはあるのだと 最後にでも キミに言えたなら 終わらなかったのかもしれないけれど。

物分りが良い、ということは 貴方にとって 都合が良い、ということくらい わかってて、やってるの。 貴方が望まないから いつだってそうやってきたでしょう?

貴方の未来は閉ざしてあげたの。 逃げる先は唯一つだけ。 貴方が その道を進んでも、 良いと思って。 貴方には教える気はないけれど あの人との未来へ進む気がなくなったら 後ろの扉は開けてあげる。

逃げる時機を失ったから 貴方にとっては刹那の戯れでも 貴方を忘れるためには 私の寿命は短すぎて

一緒に居る時間が 仮初だとしたら 真実は 貴方の居ない空間。 思い出の中に閉じ込められていては 現実にいる私まで逃げ出せない。

それはもしかしたら ただの感傷かもしれなくて キミの幸せを見つけた時に 胸の辺りがシクリと痛む。 僕の傍でだけ キミの幸せが在ったのなら良かったのに。

キミが あの人の様に僕を想ってくれたら あの人の様に僕を扱ってくれたら あの人の様に僕を愛してくれたら あの人の様に僕を壊してくれたら 想われるのは一瞬でも 想うココロは永遠でも あの人が僕と繋がることは 二度とは叶わない夢なのです。

痛みを忘れる毎に 貴方の居た証しが消える。 嬉しいことなのか 寂しいことなのか 最後の一片までもの全てを 忘れ去ってしまう頃には きっと 貴方が与えてくれた 束の間の思い出も消え失せるだけで

恋も愛も棄てて 僕のところへおいで。 醒めた目で愛でて 繋がれたいキミを閉じ込めてあげる。

醒めた眼で愛でて 私の事を想う気持ちが 微かでも在ると謂うのなら 安らぎよりも慈しみよりも ドォルにとっては 疵だけの愛撫の方が永遠に近い。

貴方が産まれたことに、感謝。 僕に出逢ってくれたことに、感謝。 僕の傍に居続けてくれることに、感謝。 全ての事象は、多分不思議な理で繋がっている。

赤一色に塗り潰された そんな景色も 過ぎてしまえば 元の 無彩色の世界へと。

密やかに 貴方の心へ植えつけた あの毒の種が いつか芽吹けば良いのに、と思う。 今ではない「いつか」。 貴方がまだ辛うじて私を覚えている「今」ではなく もうすぐ私を忘れてしまう、その後に。 その時に貴方が 悔いることになれば良いのに、と思う。 唯、…

淀みなく紡ぐ貴方への言葉には 残念ながら 言霊は込めて居ないのです。 ですから 命無き言葉に貴方が縛られるとするなら それはきっと貴方の罪悪感。 唯、それだけの事。