2006-01-01から1年間の記事一覧

貴方が残していった欠片を 両手に余るほど拾い集めたけれど 気付いてみれば それは皆、私の部品ばかりで その時に やっと、棄てられたのだと気付きました。

(総集編記念試作品)

眠りに落ちる度に 夢で貴方に逢えるのは 僅かばかりでも 逢いたいと 思ってくれているから、 くらい思わせて 夢でしか逢えないなら いつまでも夢の中に 想いが重すぎるから 全部抱えて夢に落ちて沈む 貴方に逢いたいオディールは 羽ばたく翼すら棄てたいと願…

乾いたと思っていた僕の心は キミがくれた水分の所為で キミを失ったことで捩れて キミがくれた分の水分を 必死で吐き出そうとしている。

一般論よりもね 飛び越えたところで 知ってもらいたいことがあったのだけどもね。 ズルイじゃないか。 言えない僕にその言葉を期待するなんて。

僕がキミに恋をしていたのだと 多分キミは信じて居なかったのでしょう。 僕だけが少し期待して 夢を見ていた。 ただ、それだけ。 3度目の夢も、叶わないまま溶けてしまいました。

一言で済ませれば 温度を思い出す前に貴方とバイバイできたのに。

捩じれた感情が繋ぎとめるから 進む一歩も 戻る一歩も 等しく踏み出せない。 忘れることも 受け入れることもできなくて 僕はただキミの残した記憶に縛られて眠る。

誘惑されそうな瞬間は それを振り切るのが最高に愛おしい。 ギリギリまで食べないでいれば 美味しくないことには気付かずにいられる。

冷えた身体と冷えた心と 温めたいなら僕は凍死覚悟で キミの温度は永久凍土に近くて痛い

ヒエラルキーの最下層から キミの夢を覗く。 観られている事を知らないキミは 惜しげもなくそれを広げてるけど 知らないから キミの夢を叶えようと もがく僕の足跡にも気付かないまま。

恋ですか 打算ですか そんな言葉に 答えるのを逡巡したのは ただ 貴方の傍に居たいと願う この欲求が何なのか 答えを知らずに居た所為でした

不安定だからね 美味しそうに見えるだけなのよ、 等と言われたところで 僕の心は餓えていますし 僕の躯は凍えていますし 温めてくれるその手には 抗うことなぞ

記憶の中の貴方は 退廃的な空気を纏わりつかせて そっと 私に触れる。 記憶の果てには 何も残らない事は知っていたけれど。

真夜中の時計の音は 貴方の鼓動とリズムが合わなくて 少しだけ不安になるから そっとベッドを抜け出して 常夜灯の下で 独りでお散歩。

時々 僕の存在を消して キミの休日を見ていたいと思う。 僕以外の人に そんな笑顔を向けていないと 少しくらいは信じさせてよ

冷やした腕には 貴方の肌が熱くて このまま溶ければ 一緒に居られるかと思っていたのに

恋人と愛人の境目 等というものの定義は難しくて それでも人は打算的な生き物ですから 壊れる寸前の綺麗な部分だけに 固執しようとする

他の人が欲しがるなら あげてしまっても構わない、 等と思うのはきっと 他の人に拾われれば 僕が飼うよりもずっと 優しい恋に出会えることを知っているから。 痛みを分かち合うことしか出来ない僕は キミには何も与えられない。

僕を必要としないなら キミなんか要らない。

もう、怖くない。 キミが居なくなるのも 僕が居なくなるのも。 忘れない証があれば 存在が消えても、 愛は続くのです。

キミの心が 傾いているのを感じてしまうから 僕は必死で繋ぎとめようとする。 好きだと言う事でさえ まやかしのような気がするのに 捩じれた心で紡ぎ出すには ただ一言さえも苦痛に等しくて

忘れることなぞ 出来もしないくせに 過去の話、として 話す私は 一体何なのか。 忘れることすら 出来もしないのなら 未来永劫、過去にはなり得ないと云うのに。

何十回目の「ごめん」なのか 僕はもう 数えるのに厭いてしまったよ

別にね 良いんですけど。僕に気を遣わなくてもね 真夜中の電話とかもね 気を遣って取らないくらいなら 僕を抱きしめたりとか しなくて良いから

恋がしたい、等と 戯れ気味に呟いてみたりだとか と、僕が言ったら あぁ。 そう云うのって ありますよね。 と、マスターは呟く。 それでも 不意に呟く言葉なんて 意外と言霊が篭っているのですから そろそろ、探しに行けば良いのでは? 等と 鎖で繋がれて外…

恋がしたい。 貴方を思い出さずにいられるように 何も思い出さずにいられるような 恋がしたいだけなのです。

もしも 君と出逢わなければ もしも 君と出逢わなければ 僕の人生は モノクロのままだったろうか。 モノクロの世界しか知らなかった僕は 極彩色の世界を知らなかった僕は 失うことを 恐れることを 知らなかった僕は 君を知らなかった時よりも きっと幸せだっ…

ポーカーフェイスなキミを 困らせてみたくて いつも要らない我侭を言ってみる。 困らないから 困ってしまうのだけども。

そうやって 困った顔で笑うなら どうせなら 鎖で括って閉じ込めてしまえば良いのに

飽きるほど キミと一緒に居たかった。 飽きるほどは 一緒に居られない事を 知っていたから。