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いつか還る日を願って。
やはり僕は僕だけで居なければだめだ。
吟遊生活に戻りたい。
飼われて注がれて過ごすより
飢える為に紡ぐ為に泣く為に祈る為に恋慕う為に、
何処かを眺めて誰かに抱かれて感情を探す旅に出る。
僕は僕だけの為に僕で居る為に僕だけに還るよ。
へまをしない限りは、
いつか、きっと。
あの人が過ぎてから後に
恋をすることがあるとは
想像もしてませんでしたよ。
とか、独りごちてみる。
罠か。
罠でもいいけど。
この頃、これは罠なんじゃないだろうか、
と
よく思うんだけれども。
例えば僕の作品の質を上げる為
僕に、恋をしている振りをする。
例えば僕に恋をさせて
作品の質を向上させようとする。
失恋をさせて、とか。
そんなクダラナイことを考えてはみるものの、
それはそれで僕を評価してくれているという事。
物凄く、
素敵な事、だと思うんです。