いつの間にか

私を侵食していた其れは



消える間際に

私の半分を持って行ってしまいました。





欠片と破片だけ残されたまま

再構成などされないまま



この先も生きていかなければならないかと思うと



信じると云う行為は

酷く曖昧で不安定で刹那的な劣情だったのだと

思ってみたくもなるのです。